QR code

携帯からもご覧頂けます。
QRコード

Search

 

『障子の国のティンカー・ベル』レポート〜かくさん編〜

5月
BBSの書き込みにて、ひとり舞台に挑戦されると知る。『障子の国・・・』ってどんな脚本だろうと検索サイトで検索をかけてみる。いくつかヒットしたもののうち、感想を書いてあるページを発見。読んでみる。この人、結構気に入ったみたいだな。・・・???・・・待てよ・・・。このページのデザインどこかで見たことがある・・・。まさかと思ってURLを見てみると、なんと真由さんのオフシャルサイトの日記(2001/11/4)でした。私の目が節穴であったことを知りました(笑)
早速、アマゾンのHPで原作本を購入。届いたところで読み始める。な、ながい!60ページぐらいある!これを暗記できるのはきっと、鈴木健二さんだけに違いない。(若い人は知らない?)

9月
一般向け先行発売の抽選発表。HPから申し込める3箇所全部に申し込んでいたのだけど、発表日の早い2箇所は落選。発表予定の夜7時が近づくと、胃がキリキリ,胸が押しつぶされるように息苦しくなる。会費を惜しまず文化村のメンバー登録しておくべきだったか・・・。一般発売日は携帯電話が通じないところへ外出予定。今日のが外れるともう絶望的。でもこの最後のHPが大本命。このサイトでは何公演でもエントリーできたので、土日平日関係なく全部エントリーしていました。そして発表の時間。来ました当選通知!それも3件も!その上、初日まで!全部平日なので一日はあきらめることにして、発売開始日に2回分を早速購入しに行く。しかし2回とも100番台。ちょっとガッカリしつつ帰る。やはり若い番号は先行発売で売れてしまっていたのでしょうね・・・。よく見えるように、直前にコンタクトを買い換えて行くかな(笑)

11月7日(木)[初日]
会場のベニサンピットへは、家&会社からでは2時間以上かかり、仕事が終わってからでは間に合わないので、休暇をとって観劇に臨む。朝、家を出て昼前に森下駅に到着。インターネットでいろいろな地図を入手していたのだけど、あまりに近すぎて逆にちょっと戸惑う。塀に張ってあった看板に従って歩くと舞台の裏口側に出てしまう。手洗い場などがある、通路を通って正面へ出ると、さらにビックリ。これは倉庫そのものだ!茶色い錆止めのような色のペンキで一色に塗られた建物がベニサンピットでした。開演1時間前ぐらいになると、人が集まってき始める。スタッフの方が出入りするたびに中を覗き込む。花がずいぶん来ているみたい。オダギリさんの花が見える。私の整理番号(110番)は遅いけれど、30分前のロビー開場と同時に真っ先に中に入って花を見る。『サトラレ』の共演者の花などがありました。全部で10本ちょっとかな?整理番号順の入場なので若い番号の人たちが入場していくのを見送る。若い番号は実は野田さんファンが多いのではないかと言う想像してたのでどうかな〜と思って見る。受付の方が丁寧に挨拶している人がたくさんいる。『関係者』だろうか?いわゆる美男美女な人もいる。舞台の世界できっと主役を張っておられる方なんだろうな。さすが初日!ようやく私の順番。会場に入ると、すでにかなり上のほうまで埋まっている。でもよく舞台の向かって左側の席を見ると、前のほうも空いている。いすを幾つも乗り越えて前方へ急ぐ。10列以上あるうちの3列目の席を確保。座ってからよく見ると2列目にも空席がある。両側が埋まっていたのでかまわず椅子の座面を踏むようにして乗り越え2列目に移動。この番号でこの席は予想外の収穫。バンザーイ。舞台は7,8m角ぐらいで白いレースが敷き詰められている。シーツは真ん中に同心円状にシワがよっている。四隅にワイヤーが天井まで張ってある。舞台の奥は同じぐらいの大きさの部屋のようになっており、流しや冷蔵庫、それも30年前ぐらいの古めかしいものが並べられた台所のセットのようになっている。『携帯電話の電源は切って・・・』云々の諸注意の後、水がしたたる音から、舞台が始まる。いったん真っ暗になり、明るくなると、先ほどの台所との間に障子が閉じられており驚かされる。障子にガスの元栓からなにかでてくるような影絵が映し出される。そして障子が開くと、レーザポインタのような光が飛び回わり、舞台中央のレースの同心円の中心のまわりをぐるぐる回ったと思うと、シーツを突き破るようにして真由さんが舞台の穴から飛び出す!ビックリ!マンホールよりは少し大きいだろうか。一気に怒涛のようなセリフが始まる。原作とほとんど同じかな?たくさん笑いがちりばめられているんだけど、読んで知ってしまっているので笑いきれない。でも結構みんなウケている。ちょっとうらやましい。BunkamuraのHPに出ていた衣装と同じかな?で、歌。『鈴が鳴る鳴る♪』 おっ、出ました妖精辞典。真由さんは本を床に広げて、うつぶせに寝転がって読むポーズ。ティンクの衣装は胸元が、わりと大きく開いたもの。頭はこちらを向いている。ちょうどグラビアアイドルの写真集にありそうなアングル。無駄だとわかっていながら、おもわず反応して覗き込むように姿勢を変えてしまう男性客数名(私を含む(笑))。 歌2曲目。『女のっこは男のっこに♪』(私はこの曲が一番好み)。真由さんが舞台いっぱいに走り回って演技している。何度かずいぶん近くまで来てくれたのでうれしくなってきた。でも、あの足先20cm近くあまっている長すぎる靴下の衣装で走り回っているものだからつまづいて転んだり、例の穴に落ちるんじゃないかと気になって仕方がなくって、足元ばかり見てた気がする。で、原作では『大きな北半球を引っ張り出してくる』とさらっと書いてあるシーン。真由さんが穴の中に立ち、舞台全面に敷き詰められていたレースを持ち上げると大きな半球状になる。そのままシーツが四隅から吊り上げられていき天井まで上がると下向きの半球になる。なるほど〜。あのシワはそういう意味だったんだね。歌は流れているのに、真由さんが歌っていないのに気づく。これが日記にあった事前に録音した歌かと納得。ほかに歌に比べて音程が怪しいのは、音程が取りにくい歌なのか、何度も舞台稽古の中で歌って上達したほかの曲に比べて練習回数が少ないからか。まあ、もともとそういうメロディーだったということに(笑)障子の陰に隠れて影絵でティンクが遊んでいるシーン。歌が終わると同時に障子を開けて現れた真由さんはピーターパンの衣装。おお、早替りだ。スゴイ。で、『鳥は飛べるという自信があるから飛べるんだ』というシーン。舞台を対角方向に走って『飛べる!!』 カッ、カワイイ・・・。『周りにいる人間を見てみろよ。飛べるって顔をしているか。遠慮すんな、命令だ見ろ!』 指差された人が反応できないと『見ないと進めないぞ』と寝転がってしまう。で、『見たな。飛べる顔してるか?飛べるわけないよな。座ってるんだもんな』 いいな〜。でも右前方の早く埋まってしまいそうな席の人だったので、次回もあんな席は取れないだろうな〜。とつぜん寂しそうな調子で、歌を歌いながら衣装を脱ぎ始めると、下からティンクの衣装。なるほど〜。で、ピーターが恋したという曵子(えいこ)とピータのシーン(影絵)。曵子のこえは裏声で演じている。女優さんだから、これぐらいの劇場で声が通らないとしょうがないだろうけど、裏声でこれだけの声量というのはスゴイな〜と思って感心する。操り人形のピーターが取り出されてきて真由さんが動かしている。そして、裁判のシーン。操り人形のピータが天井から吊るされる。背景や床面いっぱいに様々なタロットカードが映し出される。真由さんはその前や上に立って順番に全員のセリフを言っていく。皇帝が何か話すたびに左にいる二人のセリフは『右に同じ』『右に同じ』。真由さん走って右にいる人の前に立って『左に同じ』 声色使い分けていて面白かった。でも『役柄相応の声を出せ』と言われていたのが『死神』のカードだったってことはきっと原作を読んだ人にしかわからなかっただろうな。とうとう死刑の判決がおりてしまったピーターパン、ティンクと一緒に逃げていく。逃げながらもティンクと無邪気に遊ぶ。舞台の真ん中の穴の中に立ったティンクが、その真上から吊り下げられているピーターの操り人形を揺らしそれを避けながら、シリトリで遊んでいる。『ダリア-アザレア-アブラナ-・・・』ピーターパンは追っ手の竜と戦う。一度だけ舞台を降りて2列目あたりまで来て舞台に戻っていく。障子を刀で切り裂きながら走り回る。とうとう勝ったものの疲れ果てたピーターパン。 『ティンクのことなんて好きじゃない』と言ってたのに、ついにティンクに『好き』という。照れてるティンクに、戦う力を得るためのとんでもない方法を話す。『僕の体を切り刻んで飲み込んでくれ、そうしたら二人は一体となり、強いアンドロギュノスになって戦える』ティンクはピーターが本気なのを知りそのとおりにしました。でもアンドロギュノスにならず、ただピーターが死んだだけでした。そしてあまりに悲しそうな歌。『人でなしの恋ができそうな夜は〜♪』ティンクは穴の中に、すっと消えていきました・・・。舞台終了!。明るくなり真由さんがその穴からもう一度出てきて、お辞儀。最初は気づかなかったけど舞台の横でずっとピアノで演奏していた人(すみませんまだ名前がわからない・・・)の手を引いて舞台に引っ張り上げ、2人でお辞儀。いったんカーテンの裏に入ってまた二人で出てきてお辞儀。20:55 終わりました!!後半の裁判のシーンはちょっと台詞カミ気味だったけど、台詞が飛んだりせず、全編無事に終わって一安心。結構良かったんじゃない?筆記用具がなかったので感想・アンケートは次回書くことにして外へ出る。受付のところでピーターパンの衣装を売っている。劇中で破ってしまうので使い捨てなのだろうか。そばに立っている派手な格好をしている人がデザイナーなのだろうか??値段は1万5000円。ヤフオクで20万以上の値段がついた『真情・・・』の衣装に比べればかなり割安かな。みんな『マニアには大うけだろうな』とコソコソ言いながら素通り。ちょっとあの状況では誰も買えないだろう・・・。劇場の外に出てからも『出待ち』をしようと少し待ってみる。缶ビールが、いくつも劇場内に運ばれていく。これは『乾杯』があるな。あきらめて帰ろうっと・・・佐野史郎さんを目撃。真由さんがメールもらったと書いてあったもんな来ておられたのですね・・・上気したまま、12時過ぎに帰宅。
11月13日に続く・・・